お彼岸とはよく聞く言葉ですが、
実際にはいつどのようにすればいいか
ご存知の方ってどのくらいおられるのでしょうか？

そういう仏事に対して関心がある人が
少なくなってきているように思います。

今回は、秋のお彼岸について
ご紹介していきますので、
機会があればぜひ行ってみてください！

秋のお彼岸とは？

秋の彼岸とは、秋分の日を真ん中にして
前後3日間を合わせた7日間の期間に
行なわれる仏事のことをいいます。

前の3日間は彼岸の入り（いり）
中日は彼岸の中日（ちゅうにち）
残りの3日間は彼岸の明けと呼ばれています。

彼岸とは「彼方（あちら）の岸」という意味で
あの世とこの世が最も近づく彼岸の中日に、
先祖に感謝をして残る6日間に
悟りの境地に達するのに必要な6つの項目を
修めることが、本来のお彼岸とされています。

浄土系の信仰では人は死後、
阿弥陀如来の導きにより彼岸に渡る事が出来るとされ、
彼岸の仏事をすることで

来るべき日に私たちも無事にたどり付けますように
という想いが込められています。

必ず参加しなければならない、
というものではありませんが、
参加することでご先祖様や亡くなった方を敬う気持ちを
伝える機会にもなります。

お彼岸にはお見舞いにはいかないなど
避けた方がよいと言われていることがありますが、
仏教においては、喪のものではないため
忌中や喪中のように行事を避ける根拠は特にありません。

先方や住んでいる地域のしきたりに合わせて
行動するようにしましょう。

秋のお彼岸は何をするの？

秋分の日はお墓参りのをする日です。

秋分の日を
祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日
としていることから、
日本石材産業協会が2013年からはじめた取り組みです。

主に秋のお彼岸にすることとは、

・お仏壇へのお供え
・お墓参り
・彼岸法要へのお参り

この三点がメインとなっています。

お彼岸の本来の目的は
お墓参りや、法要に参加して先祖に感謝し、故人をしのぶ

ことです。

秋のお彼岸の食べ物

彼岸には御萩（おはぎ）を供え、
食べる習慣があります。

小豆の赤い色には魔除けの効果があると
昔から信じられいます。

邪気を払う食べ物として小豆を使ったおはぎを
ご先祖様にお供えされてきました。

またもち米とあんこの2つを
合わせる言葉の語呂から、
ご先祖様の心と自分たちの心を合わせる
という意味もあるそうです。

春のお彼岸でも供えられ食べられていますが、
春は牡丹餅と呼ばれています。

同じ食べ物たけど、呼び方が違うんです。

これは、春の牡丹、秋の萩といったように
それぞれの季節に咲く花にちなんで
牡丹餅と御萩と呼ばれるようになりました。

まとめ

秋のお彼岸は、ご先祖様へとお供えをして、
敬い感謝の気持ちを伝えます。

忙しい日常の中でお墓参りをする機会を見つけることは
なかなか難しいし重い腰も上がりにくい時もあります。

ですが、お彼岸のようにいつすると決まっていれば
ご先祖様を敬ういい機会になることと思います。

この機会にぜひ行ってみてください。

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