子どもの中耳炎、経験されたことはありますか？

わが家の娘は、今までなったことがなかったので
中耳炎になりにくい体質なんだと安心していたら、
つい先日、6歳にして初めて中耳炎になってしまいました。

そして、なってみて気づいたのですが、
中耳炎は痛いものだと思っていたら
娘は全く痛がらなかったんです。

たまたま風邪の治りが悪くて
病院に行ったら判明しました。

今回は、私のように子どもの中耳炎について分からない時に
発見が遅れて悪化しないための情報をまとめてみました。

中耳炎の原因や症状を知って、
悪化を防ぎ、なるべく早く治してあげましょう！

子どもの中耳炎の原因

耳管と呼ばれる管で鼻と耳は繋がっています。

耳に水が入って中耳炎を起こすと
昔から言われていますが、中耳炎のほとんどは、
風邪をひいたり長期間鼻水が溜まっていたりすると
その中耳に鼻のウイルスや細菌が入り込むことで起こります。

子どもの耳管の長さは短く、広く、
鼻から耳に向かって傾きが水平に近い
という構造をしていることで
中耳炎になりやすいと言われています。

中耳炎になりやすい子となりにくい子がいるのは、
子どもによって耳管の長さや角度に違いがあるからです。

鼻をすする癖があると
耳管機能が悪化し中耳炎をおこしやすくなるので、
定期的に鼻を吸ったり
上手に鼻かみをして予防をしていきましょう。

子どもの中耳炎の症状

急性中耳炎になると、
中耳に膿が溜って腫れ、
耳がズキズキと痛みます。

しかし、わが家の娘のように

軽い中耳炎だと痛くならないこともあります。

そこで、中耳炎かな？と思ったら、
以下のことを気にしてみてみてください。

赤ちゃん

・発熱してなかなか熱が下がらない
・機嫌が悪くなり、ぐずりやすい
・しきりに耳を気にして触る
・首をしきりに振る
・耳だれ（膿）が出る
・粘り気のある黄色い鼻水が出る

・アレルギー性鼻炎がある

話せるようになったら

・耳の痛みを訴える
・なかなか熱が下がらない
・耳だれ(耳漏)
・耳がつまった感じ
・耳を触られると嫌がる
・耳だれ（膿）が出る
・テレビを近くで見る
・呼びかけても反応しない
・中耳炎をたびたび繰り返している
・中耳炎の治療を勝手にやめてしまったことがある
・粘り気のある黄色い鼻水が出る
・アレルギー性鼻炎がある

風邪をきっかけに中耳炎を発症することが多いため、
なかなか見分けがつきません。

そんな時は、鼻水の治りが悪かったり、
風邪をひいて耳が聞こえにくいようなそぶりをしたら
怪しいと思って受診するようにしてみてください。

子どもの中耳炎は何科に受診する？

急性中耳炎は軽度であれば、
自然治癒することもある病気です。

ですので治療が必要な場合も
急いで受診する必要はありません。

そこまで痛がっていなければ何もせず
様子見で大丈夫なことも多い場合があります。

では、受診する基準は何かというと、
耳に痛みが出たり、

耳だれの症状が出た場合です。

この場合は、なるべく早く

病院へ行くことをおすすめします。

通常は１～２週間で治りますが、
痛みがなくなったと思って途中で治療や薬をやめると
難治例や浸出性中耳炎に移行することがあります。

治癒後1カ月は再発しやすいので、
自己判断せずに最後まで受診しましょう。

小児科でも診断や治療が可能ですが、
細かく見るための器具が揃っていなかったりするので
耳専門の耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。

まとめ

急性中耳炎は、軽度なら自然治癒することもありますし、
抗生物質を服用すれば
1～2週間で治るので、過度に心配する必要はありません。

しかし、中には完全に治さないと鼓膜の癒着や
鼓膜に穴があく滲出性中耳炎、慢性中耳炎などの
難聴を引き起こす中耳炎に移行してしまうことがありますので
自己判断で決めず、まずは病院に行くようにしましょう。

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