新しい離乳食のやり方として注目され始めている
ＢＬＷを皆さんはご存知でしょうか？

 

 

 

５年前に離乳食をしていた時には
聞いたことが全くなかったＢＬＷ。

 

 

 

今では某有名雑誌で取り入れられるほど
認知度が上がってきているようです。

 

 

 

今回は、このＢＬＷという離乳食やり方が
どういうものかという基本的な内容を
ご紹介できればと思います♩

 

 

 

 

 

 

ＢＬＷとは

 

 

ＢＬＷとは、
Baby led weaningの略で、

 

 

・Baby・・・あかちゃん
・Led・・・・主導の
・Weaning・・乳離れ

 

 

と訳せます。

 

 

 

 

 

イギリスの訪問保健師ジル・ラプレイと、
あるジャーナリストが、10年前に出版した書籍
「Baby-Led Weaning」で紹介された、
イギリス発の赤ちゃん主導の手づかみ食べ離乳法です。

 

 

 

ＢＬＷとは離乳食を始めるタイミング、
自分で食べる順番や量、ペースを赤ちゃんが決めて、
自発性を尊重して進める手づかみ食べ離乳食のことで
スプーンで食べさせたり、裏ごしをする必要はない
赤ちゃん自身が食べるまで待つという考えです。

 

 

 

 

 

 

メリットといわれていることは以下の通りです。

 

 

 

・食事の時間が楽しくなる
・家族と一緒の食事を経験する
・自然とテーブルマナーも身についていく
・目と手の協調運動や手指の使い方が上達する
・つかむ力加減を覚えたり、
・一口の適量がわかるようになる
・食材を認識する力が養える
・自分の満腹感を認識しやすい
・将来の肥満のリスクが低下する
・好奇心を刺激できる
・自立心や自信を育む

 

 

食事に良いイメージをもちやすいような
メリットが多めです☆

 

 

 

 

 

 

離乳食をはじめる目安は

 

・座れる時期であること
・食べ物に自分で興味があって、自分で食べらること
・赤ちゃんと家族と一緒に食卓を囲んで食べられること

 

 

 

食べる量に関して赤ちゃんが自身が
いっぱい食べても、量が少なくても大丈夫
と全体的におおらかに構えて行うといいと
言われていて保護者の精神的な負担にならないことも
人気が出てきた理由だと思います☆

 

 

 

 

 

 

 

 

ＢＬＷと離乳食との違い

 

 

ＢＬＷと一般的な離乳食の
違いはどのようなことかご紹介していきます♩

 

 

 

大まかな違いは、

 

 

・BLW…赤ちゃんが食べ物を選ぶ
・離乳食…大人が食べ物を選ぶ

 

 

という感じです。

 

 

 

開始時期は、日本の離乳食では５～６ヶ月を目安に
始めるように言われているかと思います。

 

 

ですが、ＢＬＷは月齢を目安としません。

 

 

・赤ちゃんが食べ物に興味を示す
・支えれば座れる
・手に持ったものを口に運ぶこと

 

 

 

などの様子から目安をつけて始めます。

 

 

始める際にも違いがあり、
日本の離乳食ではスプーンでとろとろのおかゆを
保護者が決まった量口に運ぶという感じですが、
ＢＬＷでは軟らかく煮たりしたものを赤ちゃんが
自分の手で徐々に食べられるように見守るだけです。

 

 

 

ＢＬＷの基本

 

・家族と一緒にテーブルを囲んで食べる

 

・赤ちゃんがつかみやすい大きさや形の食材を
　テーブルに２～３種類置き、自由に食べさせる
　ペースト状などにした離乳食は置かない

 

・赤ちゃんが自ら食べるようにする

 

・食べる量や速さは、赤ちゃんのペースで
　食べないなら気にしないで大丈夫

 

・赤ちゃんが欲しがる間は、授乳を続ける

 

 

・足りない栄養は授乳で補い、
　食べる量より、自分で食べることを重視

 

 

 

共通していること

 

 

手づかみは日本の離乳食でもＢＬＷでも
するといいという考え方です。

 

 

ただ、ＢＬＷのほうがスプーンは使わないなど
より手づかみを推奨しています。

 

 

 

 

その他の共通点として、どちらも
家族などと一緒に食べることは
赤ちゃんの食欲などに良い影響があると
おすすめされていることが挙げられます。

 

 

 

 

 

お互いがどのような考えであったとしても、
共通している点については
特にいい影響がある可能性が高いので
大切にしていきたいですね☆

 

 

 

 

 

ＢＬＷの注意点

 

 

離乳食に対しての考えが楽になったりと
メリットがある反面、
注意しておかないといけないこともあります。

 

 

 

 

注意点

 

 

・窒息などの危険性
・栄養の偏りが出てしまう
・テーブルや床下などが汚れる

 

 

 

どの注意点も一般的にいわれている離乳食でも
同じように注意されているようなことです。

 

 

 

しかし、赤ちゃんが食べたいものを選ぶとなると
バランス良く食べるということはできないでしょうし、
いきなり固形を食べるので
窒息の危険性も高まるかもしれません。

 

 

 

 

食後のそうじも大人が関与しない分
大変なものになると思います。

 

 

 

 

ただ、研究の結果としては、

スプーンで離乳食を与えるのもＢＬＷも、
食べ物をのどに詰まらせる危険性は同じであるようです。

 

 

 

大切なのは、事故が起こらないように
目を離さないことと、
もしもの時の対処法を学んでおくことです。

 

 

・椅子にまっすぐ座らせる

 

・豆やナッツ類などの小さくてかたいものや
　魚などの骨などは与えない

 

・食べやすい大きさに切る
　テレビは付けず食事に集中できるようにする

 

・スマホなどをいじらずに見守る

 

・赤ちゃんを一人にしない

 

・食べる準備ができていないと、のどに詰まるので
　大人が赤ちゃんの口に食べ物や飲み物を運ばない

 

 

これらに気を付けて進めていきましょう。

 

 

 

ＢＬＷでは赤ちゃんが鉄を含む食材を食べない場合、
鉄分不足になってしまいやすいことがあります。

 

 

 

この問題に関しては、
赤ちゃん用の鉄分サプリメントがありますので
それを与えることで解決できます。

 

 

 

 

ＢＬＷは初めて聞くと驚きな離乳方法で、
本当に行ってもいいものかと疑いたくなりますが、
従来離乳食に比べて危険であるという
明確なエビデンスは出ておらず、
必要以上に心配になる必要はありません。

 

 

 

おうちのスタイルや赤ちゃんに合わせて
勧めていくといいと思います。

 

 

 

 

まとめ

 

 

一度こんな考えもあるのだと知っておくことで
気分をラクにできることはいいかもしれませんね。

 

 

 

ＢＬＷを実践するにあたっては、
メリットだけに目を向けるのではなく、
離乳に関して親が正しい知識を学び、
正しく怖がることも必要になってきます。

 

 

 

そして、何事も始める際には
対処法まで学んでおくことも大切ですね。

 

 

 

 

食べられないからあげなくてもいいと
思い違いな理解から子供の食事を
放棄してしまうこともあるかもしれません。

 

 

 

5・6ヶ月でも離乳食から摂りたい栄養があることを
考えながら進めていきましょうね♩

 

 

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