最近、アレルギー体質の人が増えていて、
検査したり治療する人が増えてきました。

 

 

 

しかし、アレルギーには種類があって、
ただの体調不良のように出現する
遅延型のものもあります。

 

 

 

これは、知識がなければ見逃されやすく
なかなか治らない体調不良に
悩まされる原因にもなります。

 

 

 

大人だけではなく子どもにもあるので、
大人が知識をもって
それらしき症状があるようなら
気づいてあげたいところです。

 

 

 

 

今回は、遅延型アレルギーについて
ご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみてください☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅延型アレルギーとは

 

 

 

遅延型アレルギーは、
Ⅳ型アレルギーに分類され、
原因食物を摂取してから反応するまでに
時間がかかるアレルギーで、
遅延型、遅発型、食物過敏などとも呼ばれています。

 

 

 

 

よく言われるアレルギーは、
IgE抗体による即時型アレルギーで
原因食物を摂取後すぐに反応するのですが、
遅延型アレルギーは、IgG抗体によるもので
遅れて症状に出るので原因に気づきにくいです。

 

 

 

 

IgG抗体による遅延型の食物アレルギーは
すぐに症状が出ないので
じわじわと体じゅうで炎症が進行し、
原因がアレルギーと気づかないことで、
さらにその食べ物を食べ続けることで
細胞が慢性的な炎症となり、
様々な症状となって現れます。

 

 

 

 

症状自体も持続時間も様々で
場合によっては原因食物を避けても
抗原を体から排除しようとする免疫細胞の能力を
過剰な抗原が飽和してしまう場合があるため、
その結果免疫複合体が長い期間にわたり体内を循環し、
体組織への沈着を起こし
数週間から数ヶ月間も症状が続く事もあます。

 

 

 

 

 

 

そのため、普段好きで食べている物が
健康を害し、老化を早めている可能性があるのです。

 

 

 

症状が発現するまでの時間も様々で、
食べ物の摂取から数時間後に起こる場合もあれば、
数日後で忘れた頃に起こる場合もあります。

 

 

 

そして、症状もアレルギー症状とは考えないような
ただの体調不良にように感じるものばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅延型アレルギーの症状

 

 

 

IgG抗体による食物アレルギーである
遅延型アレルギーで起こる症状は
ほとんど半日から数日経って現れます。

 

 

 

 

症状も様々で、疲れで出るような
体調不良のようなものもあり、
このような症状があると知っていないと
気づけないほど些細な症状も含まれます。　

 

 

 

 

症状が出る部位ごとに
まとめてみましたので
参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

遅延型アレルギーの症状

 

 

 

肌

 

・湿疹
・肌荒れ
・かゆみ
・アトピー性皮膚炎
・疱疹状皮膚炎
・じんましん
・接触性皮膚炎

 

 

 

 

消化器官

 

・消化不良
・便秘
・慢性の下痢
・腸の痛み
・逆流性食道炎
・過敏性腸症候群
・嘔吐(むかつき)

 

 

 

 

呼吸器

 

・ぜんそく
・慢性の咳

 

 

 

 

耳

 

・耳炎
・耳鳴り

 

 

 

 

 

 

 

鼻

 

・慢性の鼻づまり
・アレルギー性鼻炎
・再発性副鼻腔炎

 

 

 

 

 

咽喉

 

 

・扁桃炎
・咽頭痛
・口内炎

 

 

 

 

 

全体

 

 

・頭痛
・筋肉痛/関節痛
・関節炎
・不整脈
・高血圧
・低血圧
・動悸
・疲れやすい
・慢性疲労
・集中力低下
・だるい
・肩こり
・筋肉痛
・関節痛
・情緒不安定
・気分障害
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
・不眠症
・肥満
・その他

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅延型アレルギーの持続時間

 

 

 

症状が現われるのは、
アレルゲンに接触してから24～72時間後が多く、
摂取後48時間後をピークとして症状を生じます。

 

 

 

 

症状の持続時間は、
数日から1週間程度が一般的ですが、
アレルゲンとの接触が継続する場合、
症状がより長く続くこともあり一定しません。

 

 

 

 

 

そのため、よほど注意して観察していないと、
見つけることは難しいです。

 

 

 

 

 

これは※ツベルクリン反応と

よく似ているとも言われています。

 

 

 

 

 

※ツベルクリン反応

結核菌の感染を受けた人あるいは
BCGワクチンの接種を受けて
免疫が成立した人にツベルクリンを皮内接種すると
その局所に24～48時間をピークに
発赤・硬結を主体とする
遅延型の皮膚反応が出現してくる反応。
免疫T細胞が引き起こすⅣ型アレルギー反応の代表。

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

もし、原因不明の体調不良が続いている場合、
普段何気なく食べていたものが原因となる
遅延型アレルギーの可能性があります。

 

 

 

アレルギー症状は人によって異なるうえに、
これといった認識されない症状も多くあります。

 

 

 

 

特定のものを食べて時間が経ったってからや、
それを摂取しない期間があると体調が良くなるなど、
もしご自覚がある場合には、
適切な治療を受けるためにも、
受診を検討するのもいいかもしれません。

 

 

 

 

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